STYLE
BOOK #15 低身長×胸が大きい方のための
ルーズフィット・シャツ・コーデ

胸の大きい方にとって、
襟シャツといえば、胸がきつい・ボタンが閉まらないなど
ハードルが高いアイテムのように感じるかもしれません。
今回の プラダ ポプリン シャツ はその点、
ルーズなシルエットが胸を強調しすぎず、
バストの悪目立ちに悩む方にとって
とても嬉しいアイテムです。

シャツというファッションも、
首元が自然とVネックになっていて
鎖骨に視線が行きやすい＝胸から視線を外しやすく、
またハリ感のある生地はそこまでボディラインを目立たせず、
きちんと感を出しつつデコルテを美しく魅せられるなど、
実は、胸の大きい方にとって嬉しいポイントがたくさん。

さらにこの ポプリン シャツ は
フロントファスナーによって
ボタンの隙間が見えそうといった問題を氣にしなくて良く、
また首元の空き具合を自由に調節できてしまいます。
インナーを入れれば深めVでもいやらしくなりません。
襟の後ろ側を抜き気味にすれば、より女性らしい印象に・・・

左胸にはシンプルなポケット。
胸部分に装飾があるのは
バストの強調につながるという見方もありますが、
このくらいさりげなく、かつ立体的でもないものであれば
強調しすぎるということもありません。

上腕部が太くなった袖もこのシャツの個性。
この形状が胸を強調しないシルエットにもつながり、
モデル自身
「袖口付近の細さに対して、上腕部分が太い形状のため、
シャツをスカートにインさせても胸を悪目立ちさせない、
ほどよいシャツ内の空間ボリューム」
とのこと。

このウェストインは胸の大きい方、
そして低身長の方にも有効なテクニックで、
ウェストを絞ることでスタイル良く見えることに加え、
ボトムスの面積を多くすることで高身長に見える効果があります。
ウェストの位置を少し高くすれば、さらに脚長な印象に。

今回のコーディネートのように、
ボトムスに印象的なものをもってくるのも、
視線がそちらへいきやすい＝胸から視線を外しやすく、
胸の大きな方に有効な手段です。

ちなみに、
胸の大きい方に向きやすいシルエットはXラインもしくはIライン
低身長の方に向きやすいシルエットはIライン
と言われています。
ということは、
Iラインを基本に、軽めのXラインを意識、が
低身長×胸の大きい方の
美シルエットへの鍵になりそうです。

トップスはゆったりしたシルエットで、
ウェストはキュッとさせ、
ボトムスには広がりすぎないものを持ってくることで
全身を通してバランスの良いシルエットになります。
ロングスカートも、
バストが大きい分ボリューミーになりがちな上半身と
釣り合いを取れる良アイテム。

当たり前のようですが、
結局は全身のバランス・・・ですよね。
魅力的なバストの特性を理解して、
必要以上に隠したり押さえず、
自分の魅力を一番引き出してあげられる
バランスを探る旅を楽しんで下さい。
ときにはそのバランスもあえて外して、遊んでみつつ。